2013年5月22日水曜日

シラー教授が不動産ぶった斬りがち

今日の日経2面は「ケース・シラー」でおなじみロバート・シラー教授。

アメリカの住宅ローン金利は15年固定で2.5%(2%の物価目標を前提とすると実質0.5%)と歴史的な低さに支えられている。

シラー教授はFRBが量的緩和を縮小させるならば来年にも住宅価格は弱含むと述べたものの、ひとまず今朝はセントルイス連銀・ブラード総裁の緩和策継続を支持する発言がフィーチャーされていたようだ。


インタビューの中で特に興味深かったのは、「10年後の住宅価格をどうみるか」との質問に対する「物価上昇率を除く実質でみれば横ばいだろう」との回答。

なんでも、アメリカの住宅価格は1990年までの100年間、実質では0.2%しか上がっていないらしい。この点は興味深かった。

その上で、先ほどの質問に名目ベースで答えるならば、「年に数%のインフレを反映して名目で考えれば25%ほど上がるだろう」とのことだった。そういう前提なら、そらそうだ。


また、そうした認識を持つがゆえにシラー教授は、さらに踏み込んで「実質的な値上がり益や配当を生まない住宅は、投資対象として株式よりも圧倒的に劣ってきた。」とこき下ろす。

この他には「米国でも数百年にわたり土地への信奉があった」とし、サブプライム以降では家を所有するというアメリカンドリームが若者の間で消失しているとのこと。
どこかで聞いたような話だが、インタビューを通じて観た感じ、シラー教授はなかなかに楽しい人のようだ。

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