先日、とある飲み会の最中で、「日本のカレーはまだまだ東南アジアで通用するはずだ」という話になった。
インド人でさえも、「日本のカレーをカレーと呼んでいいかは分からないが、その食い物はうまい」というらしく、某社長に至っては無類のカレー好きの税理士(当然、飲食店など経営していない)にまで「海外で出店すべきだ。JETROも味方してくれるから。」と妙に煽っていたのが印象的だった。
これに直接の関係はないが、私の弟が海外に料理の修業に行きたがっているという話を親から聞いた。
地方の就職の厳しさは弟にも押し寄せており、親もその申し出を叶えたい気持ちも無いわけではないのであろう。その会話は半ば相談のようなものだった。
今こそ「マネーの虎」はどうだろうか。
「マネーの虎」とはかつての日本テレビ系列の番組で、新しく事業を興したい青年らが自らの夢を語り、その話を聴いた伸び盛りの企業の社長たちが納得すれば、札束を積んで出資するという当時としてはインパクト絶大の番組。
これに2013年らしい構成を加えて、海外で日本料理を振る舞いたいとか、VC担当者vsスタートアップしたがりの青年とかで何かしら若者に夢を見せてやれる(ここちょっと団塊目線)番組が出来たらどうだろうか。
Wikipediaによれば岩井良明氏は自身も虎(出資者)として出演したこの番組内で、「出来すぎた計画を持ち込むと宣伝ではないかと言われ、未完の計画を持ち込むと詰めが甘いと叱責されることに問題がある」と、この企画が抱えるジレンマを指摘したそうだ。
これは大変誠実な意見だと思うのだが、昨今のバラエティ番組といえば宣伝の垢(私はこれを「代理店臭がキツイ」と言っている)の付いていないものなど殆どないのであるから、この2013年に「虎」が復活しても何ら問題あるまい。
Web系のスタートアップ界隈から特にチャラそうな案件を持って来させて、60代のじいさんがピシャリと叩いたら、団塊だって喜ぶだろう。数字は悪くなく、営業案件としても効率的だろうから、テレビ局の皆さんいかがでしょうか。
虎たちが、そのどうしようもない若者の中から何か光るものを見つけ出して札束に手をかける。個人的にはそんなシーンを今だからこそ、観てみたい。
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